千住大橋署
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 04:21 UTC 版)
香西 武雄(こうさい たけお) 主人公。千住大橋署の刑事生活安全組織犯罪対策課(縮めて”刑事課”)に所属している来月下旬に定年を迎える予定の刑事。家族を含め他人には一度も話したことがないが、実は〈死〉の匂いをかぐことができる特殊能力を持っている。人間の〈死〉と動物の〈死〉も嗅ぎ分けることが可能。この能力のおかげで殺人事件の現場はぴたりと言い当てることができ、しかも一度もはずしたことがないため、「あいつは妙に勘がいい」と評判になり、刑事に推薦されて以降30年以上を刑事として生活してきた。そのうち20年近くは千住大橋署にいるため、名物刑事として署内でも有名。しかし能力によって知ることができた事柄に関してはいつも「刑事の勘だ」とごまかしている。 絵里子という娘がいたが、乳幼児突然死症候群で亡くしている。妻の聡子(さとこ)とは、家庭を顧みず、絵里子の急病の知らせにも応じなかったことが原因で離婚した。煙草は吸わず、他に趣味もないが、豆から挽くコーヒーが唯一の嗜好品。 石川(いしかわ) 香西の部下。刑事課に配属されたばかりの新米の頃から香西とは一緒に働き、香西が一から仕事を教え込んで一人前の刑事に育て上げた。今年で45歳。子供が大学に入学した。ヘビースモーカー。「くるみちゃん誘拐殺害事件」の時も、香西とペアを組んで捜査にあたっていた。 関口(せきぐち) 地域課で働く警察官で香西とは顔見知り。短く刈ったごま塩頭。不安にかられた時、目が泳ぐクセがある。
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