千住博による障壁画寄贈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 03:09 UTC 版)
松風荘の床の間、襖には、東京美術学校(現在の東京藝術大学)の同級生の吉村の依頼に応じ、東山魁夷の揮毫になる墨絵の襖絵が展示されていたが、侵入者によって全て破損され、修復不可能であった。2007年に世界を舞台に活躍している日本画家千住博の厚意により、障壁画20点が寄贈された。古色の出た建物、庭園からの色を抽出、「松風荘」カラーを創造し、千住の得意とするモチーフ、滝の絵を越前麻紙に揮毫した。正面の床の間の絵は、アメリカ生誕の地フィラデルフィア市の自由を象徴して「鉄のカーテン」と対比し「水のカーテン」とよばれている。古建築と現代日本画の組み合わせが、国境を越えた幽玄な空間を創造し、訪問者を楽しませている。
※この「千住博による障壁画寄贈」の解説は、「松風荘」の解説の一部です。
「千住博による障壁画寄贈」を含む「松風荘」の記事については、「松風荘」の概要を参照ください。
- 千住博による障壁画寄贈のページへのリンク