医薬的効果と発がん性の指摘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 16:01 UTC 版)
「マテ茶」の記事における「医薬的効果と発がん性の指摘」の解説
カフェインとタンニンを含む。ドイツコミッションE(ドイツ連邦保険庁の下部委員会で、ハーブを医薬品として利用する場合の効果と安全性を協議している)にて精神および肉体の疲労に対しての使用が承認されている。一方、熱いマテ茶に限り、食道がんや喉頭がんなどの発がんリスクがあるとの説があり、IARCの発がん性評価では、Group2A(ヒトに対する発癌性がある可能性が高い)に分類されている。また、65℃以上の熱い飲み物自体がGroup2Aに分類されている。ただしマテ茶そのものはGroup3(ヒトに対する発癌性が確認できない)に分類される。一説にはこの発がんリスクは上述のボンビーリャと呼ばれるストローを使った飲用方法に原因があるとされ、高温のままのマテ茶をストローで吸引する行為が咽頭部に影響を与えているので、冷たいものであれば安全であるという見方が一般的である。また、カフェインが含まれているためコーヒーなどと同様に、妊娠中および授乳期の摂取は避けたほうがよいとされる。 ボリビアではマテと言う言葉は単にハーブティー全般を指し、必ずしもイェルバ・マテのみから作られていないためその成分には注意が必要である。
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