北軍の攻撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 16:02 UTC 版)
午後5時少し前、砲撃戦が衰え始めた時に、ワインダー准将が砲弾の破片で致命傷を負って倒れた。戦場のワインダー隊の配置はまだ完成していなかった。ガーネットの旅団は南軍の主力前線から孤立しその側面は森であって危険な状態だった。ストーンウォール旅団がこれを支援するために向かうはずだったが、砲兵隊の背後半マイル (800 m) に留まっていた。ワインダー師団の統率が適切に収まる前に北軍の攻撃が始まった。ギアリーとプリンスの部隊が南軍右翼に対して送られた。北軍の前進は迅速であり、南軍の前線を破る怖れが出てきたので、アーリーはその部隊を指揮していたシーダー山から前線に早駆けで降りてくることになった。アーリーが現れて前線を安定させ、南軍の速射によって南軍右翼への北軍の前進が止まった。左翼ではクロウフォード隊が、1個旅団を直接南軍の前線に向かわせ、もう一つの旅団を森を抜けて側面攻撃に向かわせ、ワインダー師団を攻撃した。北軍は森の中から直接第1バージニア連隊の側面に現れ、第1バージニア連隊は2面からの攻撃という圧力を受けて破れ後退した。北軍はその戦線が整うのも待たず前進を続け第42バージニア連隊の側面に回りこんだので、タリアフェーロ旅団や砲兵隊の後方に出てきた。ジャクソンはその砲兵隊が捕獲される前に後退を命じたが、タリアフェーロ隊とアーリー隊の左翼が北軍の前進で激しい打撃を受け崩れそうになった。
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