化木人のなぞ(水木しげる)
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「人外魔境」の記事における「化木人のなぞ(水木しげる)」の解説
『週刊少年キング』第7巻第33号(1969年8月10日号)掲載。 日本で謎の男が交通事故死した。男の血液は緑色をしており、その死とともに死体は木質化した。この「化木人」を調査した人類学者の大田博士は、化木人は古い時代に人類から分かれたもう一つの人類であり、現在もアマゾン奥地の地底に生息している、とする説を発表し、探検隊を送り込むことを主張する。化木人の世界には石油や金などの地下資源が豊富に眠っている、と主張したことで、「ガポリ石油」と「ヨクフカ観光」の出資を取りつけた博士は、孫の正夫を探検隊に送りこむ。じつは正夫の父は、昭和18年(1943年)にアマゾンの奥地に探検に行ったまま、消息を絶っていたのだ。 大田正夫とガポリ石油の調査員、ヨクフカ観光の重役の三人からなるアマゾン探検隊は、途中で「化木人のなぞに憑かれた」と主張する怪しいアメリカ人を加え、アマゾン奥地に向かう。 「化木人」は原作の「第五類人猿」に登場するが、設定は全く異なっており、また、「有尾人」や「地軸二万哩」ら他の作品からのモチーフも利用している。また折竹も登場せず、舞台がアマゾンであること以外はほぼ別の内容になっている。
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