動物の細胞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 10:15 UTC 版)
動物の細胞は、全ての真核生物の細胞に共通した以下の構造を持つ。 細胞膜:細胞を包んでいる膜。内部は生体物質を含む水溶液があり代謝の場となっている。リボソーム、細胞質(原形質)といった共通の構成要素を持っている。 DNA:塩基配列または遺伝暗号 (genetic code)と言うヌクレオチドの塩基部分が並ぶ構造を持ち、遺伝情報の継承と発現を担う。真核細胞のDNAは、一本または複数本の分子から構成される直線状で原核生物よりも多く、染色体と呼ばれる。 細胞質:細胞の細胞膜で囲まれた部分である原形質のうち、細胞核以外の領域のこと。真核細胞の細胞質には細胞骨格(サイトスケルトン)と呼ばれる微小な管やフィラメント状がつくる網目もしくは束状をした3次元構造 がある。これが特に発達した動物の細胞では、細胞骨格が各細胞の形を決定づける。
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