動物の縞模様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 12:14 UTC 版)
縞模様は自然界にも存在する。トラやシマウマは縞模様の体毛を持つことで知られ、虎縞、虎斑などの表現もある。トラマルハナバチ、トラカミキリ、トラフシジミなどは縞模様が特徴的なことから「トラ」を和名にもつ生物種である。 自然界における縞模様には、体を隠す効果があるものと、逆に目立たせる効果があるものがあると考えられている。例えばシマウマでは、草原の中で集団でいることによって、縞模様が混じり合い、全身の姿を捉えにくくしていると考えられる。また、目の回りに部分的な縞模様を持つ動物は、縞によって目の位置を隠す効果があると考えられる。一方、サンゴヘビやアシナガバチなどの有毒種は目立つ縞模様(警告色)によって危険性を誇示していると考えられている。 なお、動物学においては、前後軸に対して平行方向を縦、垂直方向を横とするため、例えばトラやシマウマは「横縞」となり、地面に対しての角度をもとに縦横を考えると違和感がある。タテジマキンチャクダイは「縦縞」を名前に持つが、動物学の知識がなければ、横縞に見えるとも言える。
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