効能・効果等の追加・変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 13:49 UTC 版)
「一般用漢方製剤承認基準」の記事における「効能・効果等の追加・変更」の解説
(1)文献に基づき、有用性が認められる効能・効果を追加(122処方) 旧基準では、昭和48年までの61文献を参考文献としていたが、それ以降出版された文献を加え94の文献を参考文献とした。その結果、例えば、葛根湯では、昭和53年出版の『漢方治療百話第四集』(矢数道明著)を初め、多くの文献に「鼻炎」に対して効果があるとの記載があり、検討班の臨床漢方医も、その効果について確認したことなどから、効能・効果として追加した。 (2)内服するすべての処方にしばりを追加(99処方) 旧基準では、しばりの記載があるものとないものがあったが、今回の見直しに伴い、全ての内服薬について、その効能・効果をしばりと症状等の組み合わせによって表現することとした。 (例)体力中等度かやや虚弱で、手足がほてり、唇がかわくものの次の諸症(諸症以下は略) (3)一般用医薬品としてわかりにくい効能・効果の変更(27処方) 一般用医薬品であることを考慮し、現在、社会一般で用いられなくなった用語を、よりわかりやすいものに変更した。 (例)胃アトニー→胃腸虚弱、くさ→湿疹・皮膚炎 (例)「血の道症」の「効能・効果に関連する注意」として「血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。」を付記
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