創設と拡張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/19 09:39 UTC 版)
「ロシア帝国国家資産省」の記事における「創設と拡張」の解説
1837年12月26日、国家資産省が正式に発足した。1843年には森林局(林野局)が森林管理部隊と共に設置された。1845年農業局がはじめて設置され、1848年から1856年と1874年から1881年までは、政府が所有する馬の育成施設も管轄した。1857年クリミア・タタール人と複数のノガイ人のミルザ(英語版)(ミールザー、またはモルザ、ノガイの支配者の称号)が、かつて先祖がエカテリーナ2世によって所領を勅許されたことを根拠に、所有地の拡大を請願した。この際、国家資産省はクリミア・タタール人やノガイ人の先祖が勅許を受けていたことを認定したが、勅許が長く放置されており無効であると結論付けた。結局危機に直面したノガイ人はオスマン帝国への移住を許可され、1859年から1860年の間に約3万5000人が移住することとなった。1873年から1905年まで、国家資産省には、山地局が大蔵省から移管された。さらに省内に科学委員会を設置して園芸、農業経済、農業試験に関する専門機関とした。
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