前照灯簡易シールドビーム化改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:18 UTC 版)
「国鉄115系電車」の記事における「前照灯簡易シールドビーム化改造」の解説
クハ115-605(原型前照灯車)現在はシールドビーム改造済 クハ115-604下関車両センター施工のシールドビーム化改造車 下関車両センター施工のシールドビーム化改造車の前照灯 クハ115-108ライトケース灰色塗装異端車 115系0番台は国鉄時代より前照灯のシールドビーム化が進められていたが、JR化後は改造費節減の観点から白熱灯用ライトケースに口径差を解消するリング状の枠を取付けシールドビームを設置する方式が開発された。枠の色は一般的に周囲と同色にされるが豊田車両センター所属訓練車編成クハ115-108に見られる灰色という例外もある。 2006年以降にJR西日本下関車両センターが施工した改造では、さらになる経費削減の観点からクハ105形100番台廃車発生品のシールドビームを流用し、枠で電灯部分をくり抜いた鉄板でライトケースを塞ぐ工法となった。2008年に最後の大型前照灯装備車クハ115-199がシールドビームに改造されたため、0番台の原型前照灯装備車は姿を消した。残存車はクハ111形改造の605のみとなったが、同車も2008年5月に改造され本系列から白熱灯車が消滅した。
※この「前照灯簡易シールドビーム化改造」の解説は、「国鉄115系電車」の解説の一部です。
「前照灯簡易シールドビーム化改造」を含む「国鉄115系電車」の記事については、「国鉄115系電車」の概要を参照ください。
- 前照灯簡易シールドビーム化改造のページへのリンク