制御様式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 17:14 UTC 版)
イオンチャネルの開閉の制御様式には、いくつかある。 電位依存性 膜電位に応じて開閉するもの。時定数の異なる複数のゲートを持ち、膜電位変化時に時間に依存した特定の開閉を行うチャネルも多い。 リガンド依存性 分子の特異的な結合によって開くもの。この場合イオンチャネル自体が受容体となっている。受容体の側から見れば、イオンチャネル共役型受容体とも呼べる。たとえば、AMPA型グルタミン酸受容体、NMDA型グルタミン酸受容体など。 機械刺激依存性 チャネル分子に機械的変形や力が加わると開くもの。触覚、聴覚、重力感覚などを担う。内耳の有毛細胞などが有名。 温度依存性 温度によるもの。種類によって、開きやすい温度が決まっている。 漏洩チャネル 通常開いており、少しずつ特定のイオンを漏らすように流すもの。 リン酸化依存性 他タンパクからのリン酸化シグナルによるもの。
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