初めてのミサと再建の進捗状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 02:57 UTC 版)
「ノートルダム大聖堂の火災」の記事における「初めてのミサと再建の進捗状況」の解説
発生からちょうど2か月後となる2019年6月15日、火災後初のミサが不安定な状況の中で行われ、参加した司教は「作業用ヘルメット」を装着した。大聖堂の国際部門を担当する大使は、会談で「非常に危険なので、少人数しかいない」と述べた。フランス文化省は「建物の基礎部分がどれぐらい長く支え続けることができるかわからない」「今からでも崩壊する可能性がある」と警告している。 ノートルダム大聖堂は回復には程遠い状態にある。延焼により溶けだした鉛で汚染された大聖堂はいまだ整備の途上にあり、重量を分散させるための「巨大な補強梁」の設置作業が行われている。これにともなって、19世紀の窓ガラスが取り除かれ、近隣住人が避難した。屋根に開いた3つの大穴の修復に際する最大の問題は、大聖堂に吹きこみ建物の構造を脅やかす「風」だと大聖堂側は説明する。ロボットの助けを借りながら、瓦礫除去をする労働者の上に落下物や雨が落ちるのを防ぐため、プラスチック製の巨大な保護装置が設置された。瓦礫の除去が完了すると、尖塔の周囲を囲む250トンの足場の除去が始まる。そして修復は発火箇所へと至る。その期間はおよそ4か月かかると見られている。
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