切り声
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 06:13 UTC 版)
鰊場の作業唄をルーツに持つ切り声を謡う山車もある。 初期には4つの山車が切り声を謡っていたが、主に若衆を構成する若者の間から「自分の山車でも謡ってみたい」という人が現れ、教えを受けた上で独自の歌詞を付けて謡うようになった山車も増え、現在では9つの山車で切り声が謡われるようになっている。 切り声は「本唄」と「下声」とに分かれて謡われ、本唄の謡い手は主に「若者頭」が担当するが、状況により若衆の上位代表者等が謡う事もあり、また本唄を長く謡う時は複数名が交代で謡う事もある。下声の謡い手は主に若衆で、時に副頭取等の役員、および歌詞を知る一般の山車参加者等も加わる。 切り声は主に次の場所や状況で謡われる。 姥神大神宮 折居社跡(謡わない場合もある) 巡行経路に面する、または近隣にある神社仏閣(奉納のためのもので、仏閣については希望する場所のみ) 各山車の頭取の家(希望する場合のみ) 巡行経路に面する、または近隣にある商店・企業・施設等(希望する場合のみ) 上記の経営者・代表者等の家(希望する場合のみ) 商店・企業・施設等が祭の期間中に休業する場合で、事前に経路上(姥神大神宮近くの事が多い)にて御祝儀を配るために控えている場合、その場所(希望する場合のみ) 巡行経路に面する、前年から祭り期間までの間に新築された家や建物(事前にお断りを入れておいた上で、希望する場合のみ) その他、切り声を希望する家や見学場所などにおいて、御祝儀を用意した上で謡ってもらう事もある。 切り声本唄の歌詞は訪問先に応じて、店舗・企業・施設などでは商売繁盛を、一般家庭では子孫繁栄や家内安全を願った内容で謡われる事が多い。また、必要に応じて歌詞の一部を即興等で作り変えることもある。 切り声を謡った後は名刺を、山車によっては専用の記念品と共に訪問先に配り、訪問先から御祝儀を頂く事が多い。 切り声で配られる記念品の団扇(表面・聖武山のもの) 切り声で配られる記念品の団扇(裏面・聖武山のもの)
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「切り声」の例文・使い方・用例・文例
- 突然の金切り声に我々はぎくりとした
- 息子が金切り声をあげてわめいていたところに彼女が電話してきた
- 車の中にヘビがいたと彼女は金切り声で叫んだ
- 助けを求める金切り声
- 彼女は驚いて金切り声をあげた
- 「出て行け」と彼女は金切り声で叫んだ
- 「助けて!」とジョンは金切り声を上げた
- 金切り声を上げる
- 私は蛇を見たら金切り声で逃げます。
- 彼女は金切り声を上げて、気絶した。
- 彼女はクモを見るといつも金切り声をあげた。
- 子供が怒って金切り声をあげるのは当然のことだ。
- 観客は金切り声を上げて逃げ去った。
- 彼女の声は金切り声になった.
- 彼女は暗やみで私にぶつかって金切り声をあげた.
- 彼女は恐怖のあまり[急に痛みを覚えて]金切り声をあげた.
- 彼女はかっとなって兄[弟]に金切り声で叫んだ.
- 「ひとでなし!」と彼女は金切り声で叫んだ.
- 金切り声で警告を発する.
- 「助けてくれ」と彼は金切り声で叫んだ.
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