出町桝形商店街
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/22 14:40 UTC 版)
出町桝形商店街(でまちますがたしょうてんがい)は、出町商店街の一角の桝形通にある全長164mのアーケード商店街であり、食料品店や衣料品店を中心に44店舗が軒を連ねる。 桝形通は以前は出町通と呼ばれ、周辺には公家や学者が多く暮らしていた。江戸時代から明治にかけては醸造業者や砂糖問屋などが存在したが、小売を行う店舗はほとんど見られなかった。1924年(大正13年)頃にこの地に東北市場(のちの出町市場)が開設されると、周辺に食料品店の集積が始まった。 第二次世界大戦後の1948年(昭和23年)頃、法整備により出町繁栄会発足。1961年(昭和36年)には衣料品スーパー「セルフ岸本屋」が開店するなど出町地区の商業の中心となり、八瀬や大原、遠くは滋賀県からも買い物客が訪れるようになった。1974年(昭和49年)にはアーケードの建設が決まり、建設および維持管理を目的として、1977年(昭和52年)4月25日に桝形事業協同組合が設立された。 1991年(平成3年)以降には京都府の基金により御影石の石畳が整備された。鯖街道の終点にあることにちなみ、地元の子供によりサバなどの海の生物が描かれた陶板が埋め込まれている。2008年(平成20年)12月にはアーケードから吊られたサバのモニュメントが造られ、公募により「わかさばちゃん」と名付けられた。 2017年(平成29年)12月28日、出町桝形商店街内に映画館の出町座が開館した。 毎年5月18日の御霊祭では、アーケード内を3基の神輿が通り抜ける。 鯖のモニュメント 出町座 出町桝形商店街内
※この「出町桝形商店街」の解説は、「出町商店街」の解説の一部です。
「出町桝形商店街」を含む「出町商店街」の記事については、「出町商店街」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から出町桝形商店街を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 出町桝形商店街のページへのリンク