冤罪が疑われる理由
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 06:09 UTC 版)
「東広島市女性暴行死事件」の記事における「冤罪が疑われる理由」の解説
男性には一見、怪しく感じさせる点が多いが、一方で犯人だと考えるには、以下のような疑問点が存在すると指摘されている。 被害女性の遺体の状況から伺える凄惨な犯行状況に対して、事件の一週間前に被害女性と会ったばかりの男性には、被害女性を襲わなければいけない動機が何も見あたらない。 実際、検察官も裁判で動機を何も指摘できず、第一審判決や確定判決=控訴審判決も動機を特定しないままに男性が犯人だと認定している。 被害女性は行方不明になった日、男性と会った後で交際トラブルの示談をする予定になっており、仮に男性がこのタイミングで被害女性を殺害すれば、自分がすぐに疑われることは容易に想像できそう状況だった。 現場アパートの室内では、被害女性が事件当日に購入していた黒いスーツが見つかっているが、その上着に付着していた血痕からは、男性とも被害女性とも別の“第三者”のDNAが検出されている。 警察は当初、複数の犯人が存在することを前提に捜査を進めていたが、結局、逮捕・起訴されたのは男性だけで、警察が当初、複数犯を前提に捜査を進めていた理由は裁判でも一切明らかにされていない。 警察は男性を逮捕して以降、男性に「黒い車」を貸した人物がいないか探し回っていたが、男性が事件当時に所有していた車は「白」であり、警察がなぜ「黒い車」にこだわっていたかは裁判でもまったく明らかにされていない。
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