冤罪の主張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/27 00:04 UTC 版)
「米原汚水タンク殺人事件」の記事における「冤罪の主張」の解説
有罪確定までに新聞、テレビなどでは冤罪の可能性を検証したような報道は皆無だが、実は公判では、男が事件以前に女性に暴力をふるっていたとか、男の車のフロントガラスに犯行時に生じたとみられるヒビがあったなどという、男が「クロ」だと世間に広く印象づける初期報道の多くが誤報だったことが明らかになっている。 また、遺体の状況からすると犯人が返り血を相当量浴びている可能性がきわめて高いにも関わらず、男が犯行後に座った運転席周辺から血液反応は一切出ていない。加えて、被害者は男の車の横で頭部を鈍器で乱打されたとされているにもかかわらず、車体から被害者の血液が検出されたのは、助手席と左後輪内側ブレーキドラムのみであった。公判で男は、助手席の血痕は自分と被害者の鼻血や経血であり、ブレーキドラムの血痕は被害者がタイヤ交換をした際に付いたものであると主張したが、判決ではそれらの主張は退けられている。
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