写真をめぐる特許紛争の終わりとは? わかりやすく解説

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写真をめぐる特許紛争の終わり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 04:14 UTC 版)

ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット」の記事における「写真をめぐる特許紛争の終わり」の解説

1852年8月タイムズ紙王立協会会長ロス卿王立芸術アカデミー会長チャールズ・ロック・イーストレイク公開書簡掲載した。彼らはタルボットに、写真技術の進歩促進するために特許料圧力緩和してほしいと訴えたタルボットはこれに応えアマチュア写真家からの特許使用料徴収をやめたが、プロ肖像写真家への特許料徴収続けようとし、その結果いくつも裁判敗訴した当時販売用肖像写真作ろうとする者への特許使用料最初1年100ポンドその後毎年150ポンドという額であった1854年タルボット1855年に切れる特許14年延長申請した当時彼が抱えていた裁判一つ湿式コロジオン法を使う写真家マーティン・ラローシュに対するものがあったが、この裁判タルボット特許紛争転回となった。ラローシュ側は特許自体無効性を訴え、その理由としてジョゼフ・リードがカロタイプ同様の手法先に考案していたことを挙げた湿式コロジオン法利用についても、カロタイプコロジオン法は同じネガポジ式ながら重大な違いいろいろとあるため特許侵害ではないと主張した判決で、判事カロタイプ特許延長是認したが、ラローシュがコロジオン法を使うことはカロタイプ特許侵害あたらない認めた。この判決失望したタルボットは、特許延長取りやめた。写真術は、やっと特許から自由になったのである

※この「写真をめぐる特許紛争の終わり」の解説は、「ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット」の解説の一部です。
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