冒頭の銀行強盗事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 00:14 UTC 版)
「S.W.A.T.」の記事における「冒頭の銀行強盗事件」の解説
冒頭の銀行強盗事件は、実際に起こったノースハリウッド銀行強盗事件に基づいて作られたシーンである。 1997年2月28日午前9時15分、2名の銀行強盗、ラリー・フィリップスとエミール・マタサリーニュがノースハリウッドにあるアメリカ銀行支店に押し入り、その後携行していたルーマニア、及び中国・ノリンコ(中国北方工業公司)製AK-47を発砲しながら逃走。犯人グループは比較的貫通力の高いフルメタルジャケット弾(軍用としては一般的であり、特別な物ではない。市販もされている)を装填していた。フィリップスとマタサリーニュは警察に射殺されたものの、犯人の発砲により12名の警察官と2名の民間人が負傷した。 この事件は防弾チョッキとAK(カラシニコフ自動小銃)で武装した犯人の火力に対し、警官が装備する拳銃と、パトカー毎に配備するショットガンでは、射程距離の短さや貫通力の弱さでアサルトライフルに対抗するのは困難であるという教訓を与えた。(手足にも防弾チョッキを加工した物を巻き付けているため被弾しても致命傷にならず反撃してきた)これにより全米の各警察でパトロール警官の装備見直しが行われ、今はM16クラスのアサルトライフルやサブマシンガンをパトカーに配備する警察もある。 作品の小ネタテレビドラマシリーズ『特別狙撃隊S.W.A.T.』のオリジナル版のキャストだったスティーヴ・フォレストとロッド・ペリーがカメオ出演している。また、突入班発足を祝うパーティの場面で、「明日からはSWATだ」というセリフの後、テレビシリーズのテーマ曲「反逆のテーマ」("Theme from S.W.A.T.") を口ずさむシーンがある。
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