冒頭のフィードバック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 07:37 UTC 版)
「アイ・フィール・ファイン」の記事における「冒頭のフィードバック」の解説
「アイ・フィール・ファイン」は、マッカートニーがベースのA弦を弾き、レノンがギターをマッカートニーのベースのアンプに近づけて鳴らすことで出しているフィードバック音から始まる。マッカートニーは「ジョンはギブソンのセミアコースティックギターを持っていた。そのギターにはピックアップが付いていたから、アンプに繋げることができたんだ。録音したテイクを聴くために、ジョンがそのギターをアンプに立てかけたままその場を離れようとしたら、『ニュアアアアアア』という音が鳴ったんだ。『アレはなんの音だ?プードゥーの呪いか?』『いや、違う。フィードバックだ』『すごい音だな!』と僕らは口々に言った。その場にいたジョージ・マーティンに『これをレコードに使えるかな?』と聞いたら、『そうだな、できると思うよ。最初の部分に入れたらいいんじゃないかな?』と答えた。ギターをアンプの方に向けて立てかけたせいで起こったハプニングから、良いものが見つかった」と振り返っている。 1980年の『プレイボーイ』誌のインタビューで、レノンは「1920年代のオールド・ブルースは別にして、この曲より前にフィードバックを使っている曲なんかありっこないと断言できる。ライブでフィード・バックや進んでいる奏法をみんなやっているけど、レコードにこの手法を使ったミュージシャンはいなかった。これが最初のフィード・バックさ。ビートルズのために声を大にして言いたいね。(ジミ・)ヘンドリックスよりもザ・フーよりも、誰より先だったとね」と語っている。
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