公式アカウントへの中傷騒動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 07:33 UTC 版)
「シナモロール」の記事における「公式アカウントへの中傷騒動」の解説
2015年3月からシナモロールの公式Twitterアカウントに対する暴言が相次ぎ、その多くはイジりがエスカレートしたものだった。これらの悪意あるリプライに対し、他のTwitterユーザーからは不快感をあらわす声があがり、5月に入ってからはネットいじめとして問題視する声も出てきた。 サンリオは同年5月11日からシナモロールの公式アカウントに対して暴言を吐いたユーザーに対してブロックする措置を取り、ブロックされたユーザーは200を超えた。翌日12日には、シナモロールの公式アカウントから、シナモンの友人であるシフォンが「シナモンは私が守るから、みんなはそっと見守ってほしい」と発言するツイートが投稿された。ニュースサイトRBB Todayの原田は、サンリオ側もこの事態に辟易しており、キャラクターを通じて一連のツイートを行ったのではないかとみている。また、一部のメディアは一連の騒動をネットいじめとして問題視しはじめた。 メディア・プロダクションKAI-YOUの取材に対し、サンリオは一連の騒動に対して悲しく思っているとコメントし、シナモンも「みんなが嫌な気持ちになるのは悲しいけど、僕は元気だから安心して。また明日もツイートするよ」とコメントを述べた。また、タレントの水沢アリーやゆるキャラ好きのアイドル・寺嶋由芙をはじめとする芸能人たちからも励ましのコメントが寄せられた。 ニュースサイトダ・ヴィンチニュースの朝井麻由美は、一連の騒動について「何事にも果敢に挑戦するハローキティや狙ったギャグを発するぐでたまやKIRIMIちゃん.はボケが成り立っているのに対し、シナモンはいわゆる屈託のない"いい子"で、つっこみどころのないキャラクター像だったため、一部ユーザーから「シナモンは何を言っても怒らない」と思わせる結果になったのではないか」と推測している。 なお、「シナモンいじめの件の取材のためサンリオまで来てほしいのでサンリオへ行く」というツイートが流れたが、サンリオ側は「そのような事実はない」と声明を発表し、後に情報発信者からも自作自演であることが明かされた。
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