八甲流少林拳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/19 16:06 UTC 版)
表向きは埼玉県の秩父地方にあるうらぶれた剣術の道場だが、その実態は少林寺拳法をベースに様々な中国武術の要素を取り入れた裏社会でも屈指の暗殺拳だった。しかし、現在では対立勢力との抗争に敗れて没落してしまっている。 夕夜 凪(ゆうや ナギ) 国籍: 日本 大攻者ランク:D(第4話時点) 主人公。中学3年生の15歳で、八甲流少林拳師範・夕夜龍厳の一人娘。本人は自覚していなかったが数万人に1人と言われる大攻者の適正を有しており、父の龍厳からは八甲流の再興と言う悲願のため大攻者戦での活躍を期待されている。しかし凪自身はそのことを知らされておらず、慕っていた兄弟子の霧島翔太が3年前に何も言わず道場を去ったことに拗ねていた。3年ぶりに道場へ帰還した翔太から大攻者になって欲しいと要請された際、初めは断ろうとしたが自分に何も言わず姿を消したことを謝罪されて「1回だけ」と言う条件で大攻者戦への出場を受諾する。初戦でAランクの対戦相手を撃破する大金星を挙げたことから国内外の様々な勢力にマークされるようになり、自分の意志で大攻者を辞める訳には行かなくなったが翔太と一緒にいられることと拳を交えた大攻者たちとの友情の芽生えもあり、次第に大攻者として闘うことに喜びを見出すようになっている。 能力強化(バースト)は、掌底から繰り出す衝撃で相手を吹き飛ばす「彗星」とその応用技の「炸透勁」で、最大出力は推定400万sbp(スーパーバリオンパワー)。 霧島 翔太(きりしま しょうた) 八甲流少林拳師範・夕夜龍厳の一番弟子で、凪にとっては兄弟子に当たる青年。3年前に師範の龍厳から凪が大攻者となった際の近接戦術指揮官(セコンド)を務められるよう修業を命じられ、凪にその事実を知らせないまま道場を後にした。道場へ戻って来てからは紆余曲折ありながらも大攻者となった凪のセコンドに就き、行動を共にしているが性格は朴念仁そのもので凪の恋愛感情を無意識に受け流してしまっているため周囲からもその鈍感ぶりに呆れられている。 凪のセコンドとなる前は指揮官養成校でセコンドの修練を積み、先に日本代表の大攻者となった鬼龍沙彪虎のセコンドを務めていた。 夕夜 龍厳(ゆうや りゅうげん) 凪の父で、八甲流少林拳師範。かつての八甲流拳法は裏社会で暗殺拳として名を馳せたが、対立勢力との抗争に敗れて没落してしまった。そのため、龍厳は一人娘の凪を大攻者として活躍させることにより流派を再興させることを悲願としている。
※この「八甲流少林拳」の解説は、「大攻者ナギ」の解説の一部です。
「八甲流少林拳」を含む「大攻者ナギ」の記事については、「大攻者ナギ」の概要を参照ください。
- 八甲流少林拳のページへのリンク