先住民の文化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/18 14:15 UTC 版)
「ヴォルフガング・パーレン」の記事における「先住民の文化」の解説
「抽象芸術はすべて霊的である」、「芸術、科学、宗教は分かち難い」と主張するパーレンは、人類学者フランツ・ボアズの影響を受けて文化多元主義に基づく芸術理論を提唱し、特にキクラデス諸島からメキシコ、太平洋岸北西部まで様々な先住民の文化、神話、儀式などを研究し、1941年以降に発表された《自由な空間》、《宇宙での初演》、《未来の祖先》などの、シュルレアリスム時代のものとは全く異なる一連の作品に取り入れている。 1943年にイサム・ノグチを介してベネズエラ生まれの芸術家ルシータ・ウルタード・デル・ソラールに出会い、46年にアリス・ラオンと離婚し、ルシータと結婚、メキシコの市民権を取得した。ルシータとともにオルメカやマヤ文明について調査し、工芸品等を蒐集した。民族学的に重要なこれらの蒐集品の多くは、現在ニューヨークのメトロポリタン美術館に所蔵されている。
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