先住民の歴史・文化
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「ルイーズ・アードリック」の記事における「先住民の歴史・文化」の解説
1972年から1976年までダートマス大学で英語を専攻し、さらにジョンズ・ホプキンズ大学大学院創作科に進み、1979年に修士号を取得した。ダートマス大学でネイティヴ・アメリカン研究プログラムを設立した人類学者のマイケル・ドリス(英語版)と出会ったことをきっかけに、自らの祖先の歴史・文化について興味をもち、調査・研究を行った。ドリスとは1981年に結婚し、ドリスの実子3人を養子にし、さらにドリスとの間に3子をもうけた。ドリスは小説家でもあり、邦訳書に先住民の子どもを主人公とする『青い湖水に黄色い筏』、『朝の少女』、『森の少年』、『水の国を見た少年』などがある。また、1989年には胎児性アルコール症候群の子どもを描いた『切れた絆 (The Broken Cord)』で全米批評家協会賞を受賞した。アードリックはインタビューで、多くのネイティヴ・アメリカンの文化が完全に破壊され、生き残っている者たちにとって最も深刻な問題は貧困、胎児性アルコール症候群および慢性的な絶望感であるとし、これを原子爆弾投下後の放射線障害に例えている。実際、彼女の作品にもこうした問題に苦しむ人物が多く登場する。
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