倭大国魂神とは? わかりやすく解説

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やまとのおおくにたまのかみ 【倭大国魂神】

大国御魂神のことだとも、大国主神だとも、大年神の子だとも、諸説がある。

倭大国魂神

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/29 02:48 UTC 版)

倭大国魂神(やまとのおおくにたまのかみ)は、日本神話に登場する

概要

日本書紀』のみに登場し、他に日本大国魂神とも表記する。大和神社奈良県天理市)の祭神として有名。

『日本書紀』の崇神天皇6年の条に登場する。宮中に天照大神と倭大国魂の二神を祭っていたが、天皇は二神の神威の強さを畏れ、宮の外で祀ることにした。天照大神は豊鍬入姫命に託して大和笠縫邑に祭った。倭大国魂は渟名城入姫命に預けて祭らせたが、髪が落ち、体が痩せて祀ることができなかった。 その後、大物主神を祭ることになる件が書かれている。

同年8月7日倭迹迹日百襲姫命大水口宿禰・伊勢麻績君の夢の中に大物主神が現れ、「大田田根子命を大物主神を祀る祭主とし、倭国造市磯長尾市(いちしのながおち)を倭大国魂神を祀る祭主とすれば、天下は平らぐ」と言った。同年11月13日、大田田根子を大物主神を祀る祭主に、長尾市を大国魂神を祀る祭主にした。

これらの記事からも、豊鍬入姫命が祖神の天照大御神を祀り、意富多々根古が祖神の大物主神を祀ったように、倭大国魂神が倭国造の祖神であったことがわかる。

考証

この神の出自は書かれていない。大国主神の別名の一つに「大国魂大神」があることから、倭大国魂神は大国主神と同神とする説がある。『大倭神社注進状』では、大己貴神(大国主神)の荒魂であるとしている。また倭国造やその同族である久比岐国造の支流・青海首が祀った。しかし、本居宣長の『古事記伝』では、この神を大国主神と同一神とする説を否定している。神名から大和国地主神とする説もある。

祀る神社

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