個別の呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 00:32 UTC 版)
幼生の形は分類群によりさまざまであり、それぞれに固有のものがあるので、それぞれに命名されている。海産無脊椎動物では、幼生の時期をプランクトンで暮らすものがあり、それを幼生プランクトンという。そのようなものでは、親とのつながりが分かる前に、幼生が発見され、独自に命名される場合もある。そのような例に、ホウキムシの幼生であるアクチノトロカ幼生や、イセエビなどの幼生のフィロソマがある。また、いまだに幼生しか発見されていない動物もある。 多くの動物の幼生にはラテン語系の名がつけられている。日本ではこれの読みのカタカナ表記に幼生をつけて呼ぶことが多い。ただし、プラヌラやポリプ、レディアやセルカリア(ラテン語読みではケルカリア)など、慣用的に幼生をつけないことが多いものもある。 節足動物では、昆虫に例外が多い。まず、幼生ではなく幼虫を使う。それに、個々の幼虫に対して慣用的に使われる名前(イモムシ・ケムシ・ボウフラ・ヤゴ・ウジ等)が多いので、一般にはそれで流通する。また、蛹と呼ばれる時期もある。 昆虫に倣って、陸上の節足動物では、幼虫が使われることも多い。学問的には、昆虫の場合も含めて幼生が使われる。ダニなどでは若虫という名で呼ばれる時期もある。 なお、花虫綱以外の刺胞動物の場合には、クラゲの姿が有性生殖を行うので、ポリプは幼生という位置付けになるが、ポリプは無性生殖を行い、クラゲ以上に長命であったり、より発達した姿である場合もあり、これを独立した世代とみなす見方もある。その場合、その生物はクラゲとポリプの2つの世代を持ち、世代交代を行うという。
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個別の呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 05:59 UTC 版)
現在の日本の医学界では、ある症状や疾患が医療行為が原因で生じたことを明示しつつそれを呼ぶ場合は、「医原性○○○○」のように、症状・疾患名の前に「医原性」という言葉を配置していることも多い。
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