個人の武装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 06:53 UTC 版)
兵士や警察官など個人の場合は、武装の度合いによって軽武装・重武装などという格付けをすることもあるが、その個人がいる時代や果たす役目に応じて何をもって重武装とするかは大きく異なる。現代の兵士であれば、小銃の他に重機関銃などで武装すれば重武装と言えるであろうが、古代ギリシアや古代ローマで活躍した重装歩兵のような古代の兵士は兜、胸当てにすね当てを身につけ、パイクと剣を持てば重武装と言えた。また、警察官であれば警棒や拳銃の他に散弾銃(ライアットガン)を持つと重武装ととらえられる。 あらゆる状況を想定して必要となる装備を持ち運べるだけ装備することを完全武装と呼ぶ。しかし、この言葉は国語辞典には載っていないことも多く、和英辞典では掲載されているなどの差異があり、完全武装という言葉は英語の"fully armed"の直訳語である可能性がある。また、武器には限らない言葉であるが、あらゆる事態を想定した思いつく限りの装備を持つという点では完全装備とほぼ同義であり、その英訳語として"fully equipped"の他に"fully armed"も挙げられている。
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