倉田貞美とは? わかりやすく解説

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倉田貞美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/05 04:50 UTC 版)

倉田 貞美 (くらた さだよし、1908年12月1日[1] - 1994年5月5日[1])は、日本教育者中国文学者博士文学)。元香川大学学長。香川大学名誉教授。

来歴

香川県三豊郡大見村(現 三豊市三野町)出身[1]。旧香川県立三豊中学校[1]第一臨時教員養成所卒業、東京高等師範学校研究科[1]を経て、1934年、東京文理科大学文学科に入学。同大学漢文学専攻卒業[1]。在学中は諸橋轍次に師事した[1]。卒業論文は「中国現代詩の研究」[1]1937年(昭和12年)同大学卒業後、福井師範学校に赴任。間もなく盧溝橋事件が起こり、同年12月に応召。翌年1938年(昭和13年)4月に除隊。終戦まで3回応召を受けた[1]

1949年(昭和24年)香川大学教授に就任[1]。学生時代からの手持ちの資料を中心に「中国現代詩の研究」を継続、中でも「醞醸期」ともいうべき清末民初詩壇の実態の究明に取り組む[1]1968年(昭和43年)「清末民初を中心とした中国近代詩の研究」で東京教育大学文学博士[1][2]

香川大学では、学芸学部長(1959年)、教育学部長(1969年)、香川大学学長(1970年 - 1973年)などの要職を務めた[1]

1980年、勲二等に叙され、旭日重光章を受賞[1]

略歴

栄典

著書

  • 『清未民初を中心とした中国近代詩の研究』(大修館書店)(1969年)
  • 『疚心集』(朝日出版)(1984年)

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 香川大学創立70周年記念事業 香川大学博物館特別展 香川大学第五代学長 倉田貞美博士の業績”. 香川大学. 2021年12月閲覧。 エラー: 閲覧日は年・月・日のすべてを記入してください。
  2. ^ 『博士論文書誌データベース』

参考文献

  • 『新現代香川の百人』(育英出版)(1982年)
  • 『香川県人物・人名事典』(四国新聞社)(1985年)
  • 『香川県人物・人材情報リスト 2011』(日外アソシエーツ)(2011年)



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