佐藤VS鈴木
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 15:39 UTC 版)
「トロイの木馬 (テレビ番組)」の記事における「佐藤VS鈴木」の解説
初期のメイン企画。正式なコーナー名は、「佐藤VS鈴木 日本縦断無銭サイクリングレース」。全国でも多い佐藤姓・鈴木姓のそれぞれの代表として選ばれた一介の大学生(佐藤姓からは東京大学在籍の学生、鈴木姓からは早稲田大学在籍の学生)が、北海道 宗谷岬(北海道の最北端)から自転車で出発し、どちらが早く沖縄 喜屋武岬(沖縄本島のほぼ最南端)に着くかを競う。佐藤が青のヘルメットを着用し主に日本海側、鈴木が赤のヘルメットを着用し主に太平洋側のコースを自転車で走った。スタート時に2人に与えられたのはそれぞれ同姓の人から購入した自転車と最低限の衣類のみで、金銭は1円も持っておらず新たに受け取ることも禁止。道中の食事や宿泊場所などはそれぞれ同姓の人々しか頼りにできないルールで、民宿は勿論北海道から本州、九州から沖縄へ移動する際のフェリーも同姓の人に同乗してもらう必要があった。結果鈴木が現地の「鈴木さん」とともにゴールテープを切ったが、その30分前に一足先にゴールしていた佐藤が花束を持って現れたことで勝敗が逆転した。勝った佐藤はフェリーで東京へ帰り、負けた鈴木は「丁半だけで東京に帰れるか」(丁半や黒ひげ危機一発で勝負し、勝ったらその人に宿泊などを頼ることができる)という罰ゲーム企画で、自転車で東京まで帰った。どちらが先に東京へ帰れるか競ったところ、鈴木が先に東京へ到着した。 鈴木は何日も食事を摂れないと「ご飯、食べたい」と言って野宿をして号泣することが多く、それがこのコーナーの名物となっていた。 鈴木が和歌山県御坊市の公園で寝ている隙に、自転車のサドルを盗まれる事件が発生した。鈴木は「サドル、無いよ」と涙を流した。 佐藤はこの番組出演で東京大学修士課程の論文提出に影響があり、修士を取得出来なかった。入社が決まっていた日本オラクル社はそれでも良いという事で佐藤は留年せず退学しそのまま入社した。その後鈴木は、全国の鈴木が集まる会に招待され厚遇された。
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