佐久海ノ口温泉とは? わかりやすく解説

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佐久海ノ口温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/16 14:20 UTC 版)

佐久海ノ口温泉(さくうみのくちおんせん)とは、長野県南佐久郡南牧村 (旧信濃国) にある温泉である。

佐久海ノ口温泉
温泉情報
所在地 南佐久郡南牧村海ノ口916-2
座標 北緯36度1分12.4秒 東経138度29分20秒 / 北緯36.020111度 東経138.48889度 / 36.020111; 138.48889座標: 北緯36度1分12.4秒 東経138度29分20秒 / 北緯36.020111度 東経138.48889度 / 36.020111; 138.48889
交通 #アクセス参照。
泉質 ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物泉
泉温(摂氏 35.3 °C
湧出量 約15L/分
pH 6.6
液性の分類 中性
浸透圧の分類 低張性
特記事項 pH値は公式サイトには9.05と記載されているが、分析表および複数の資料にはpH7前後の中性泉と記されており、おそらく誤植と思われる。
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概要

起源は江戸期に遡り、天明8年 (1788年) の請負証文に「湯沢の湯」として記述がある[1]。現在の源泉は1931年に掘り広げたもの[2][3]

現在施設として営業しているのは「海ノ口温泉」の一軒宿「和泉館」のみである[2]が、周囲にはほかにも複数温泉や鉱泉があり、総称して「佐久海ノ口温泉」といわれることもある。

泉質

海ノ口温泉

現在「和泉館」で使用されている温泉。古代、この周辺が海底だった頃の海藻類が地層となった名残で、鉄分ヨウ素などのミネラル成分が多くなっている[4]。現在の源泉開削後、70℃ほどあった旧源泉は枯渇している模様である。 現在の泉温は35℃だが、開湯時には43℃ほどあったという[5]。駅前にある温泉街の奥まったところに「湯沢館」[注釈 1]もあったが、2005年ごろに閉業している[6]

ウソ沢温泉

海ノ口1302、海ノ口温泉から1.8㎞ほど南にある温泉。かつて「ホテル洛奥」という旅館が存在したが、遅くても2012年ごろまでに廃業した[8]

鹿の湯鉱泉

  • ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉(泉温13.9℃)[9]

海ノ口1348、海ノ口温泉から1.4㎞ほど南にある鉱泉。かつて「鹿の湯旅館」が存在した[注釈 2]

アクセス

関連項目

脚注

  1. ^ 日本歴史地名大系,日本大百科全書(ニッポニカ). “海ノ口温泉(うみのくちおんせん)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2025年1月22日閲覧。
  2. ^ a b 信州さーもん (2018年12月9日). “【南牧村】海ノ口温泉「和泉館」で低温サウナと35度の源泉を!”. Skima信州-長野県の観光ローカルメディア. 2025年1月21日閲覧。
  3. ^ 海ノ口温泉 和泉館”. onsen.life.coocan.jp. 2025年1月27日閲覧。
  4. ^ 海ノ口温泉│【公式サイト】湯元ホテル 和泉館 -信州八ヶ岳・海ノ口温泉-”. izumikan.com. 2025年1月24日閲覧。
  5. ^ 記念碑に記載されている。
  6. ^ parnassus. “海の口温泉「ホテル湯沢館」入湯”. 登山道の管理日記. 2025年1月24日閲覧。
  7. ^ 海ノ口温泉”. www.asahi-net.or.jp. 2025年1月25日閲覧。
  8. ^ ウソ沢温泉 ホテル洛奥”. onsen.life.coocan.jp. 2025年1月26日閲覧。
  9. ^ 海の口温泉「鹿の湯旅館」”. www.kumagary.com. 2025年1月27日閲覧。

注釈

  1. ^ 「ナトリウム・カルシウム温泉」とする資料もある。 当時の旅館の案内には「含食塩重曹泉」と書かれている。
  2. ^ 正確な休業時期は不明。公式サイトは2025年現在も存在しているが、南牧村観光協会の旅館紹介ページからは既に削除されている。また国道141号沿いの案内板は2020~24年の間に撤去されている。(ストリートビュー参照)

外部リンク




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