仮釈放(仮出獄)中の者が犯した主な事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 16:26 UTC 版)
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京都・大阪連続強盗殺人事件 - 1984年(昭和59年)9月4日に発生。犯人の廣田雅晴(1998年に死刑確定)は京都府警察の元巡査部長だが、1978年(昭和53年)に配属されていた西陣警察署から同僚の拳銃を盗んで強盗事件を起こし(懲戒免職処分)、懲役7年の刑に処されていたが、事件5日前に加古川刑務所から仮釈放されていた。 熊谷養鶏場宿舎放火殺人事件 - 1989年(平成元年)4月に発生。犯人のうち1人は1969年(昭和44年)に殺人事件を起こして懲役20年の刑に処され、事件当時は仮釈放中だった。 渋谷駅駅員銃撃事件 - 2004年(平成16年)6月に発生。 安城市男児刺殺事件 - 2005年(平成17年)2月にイトーヨーカドー安城店(愛知県安城市)で発生。住居侵入・窃盗の罪で服役していた男が、豊橋刑務支所(愛知県豊橋市)を仮出所して3日後に更生保護施設を無断で抜け出し、事件を起こした。被告人は統合失調症があったことから、弁護人は「心神喪失状態だった」と無罪を主張したが、第一審・控訴審ともに限定責任能力(心神耗弱)を認定して懲役22年の判決を言い渡し、2010年3月8日に最高裁第一小法廷(宮川光治裁判長)が被告人側の上告を棄却する決定を出したため、懲役22年が確定している。更生保護法成立のきっかけになった事件でもある。
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