令和に対する批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 01:56 UTC 版)
2019年4月2日放送のAbemaTVの放送において「『令』は上から下に何か『命令』する時に使う字。国民一人ひとりが自発的に活躍するという説明の趣旨とは異なる」、「『巧言令色鮮し仁』という故事」を連想させる。「『令』という字は皇太子と密接な結びつきがあるもので、天皇との密接な関係はない」、「令和以外はケチのつけようがない」と述べ、令和が元号として不適切であると批判した。 その後毎日新聞2019年4月19日付夕刊の『特集ワイド:新元号「令和」 礼賛一辺倒だが…「負」の面にも目を』において、AbemaTVでの発言に対して「ツイッター等のSNSで猛批判を受けた」ことを明かしたが、大修館書店発行の漢和辞典、『大漢語林』によれば「『令』の字が良い意味で出てくるのは6番目」であり、「『令』は律令に規定のある役人であり、使用人」の意味があると述べ、「上に立つ人にはそれにふさわしい字がある」と改めて自説の正しさを主張した。 また、2021年11月9日発売の歴史漫画『応天の門』(灰原薬著)に寄稿している平安時代の解説文において、『万葉集』の出典部分はまだ大陸文化の影響が強かった時代の梅花を愛でる文章であり、従来の元号で踏襲されてきた中国古典からの引用でなく純粋に和を感じさせる日本文学からの選択をという政府要望の趣旨に鑑みれば、花であれば桜のものにすべきだった、との見解も示している。
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