仙骨神経叢
仙骨神経叢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 09:10 UTC 版)
仙骨神経叢(L4〜Co)は坐骨神経叢と陰部神経叢からなる。坐骨神経そうは下部腰神経(L4、L5)と仙骨神経(S1〜S3)が形成し、下肢帯と下肢を支配する。陰部神経叢は仙骨神経の下部を主体(S4〜Co)とし、骨格筋以外の骨盤内臓器と生殖器を支配する。 坐骨神経 坐骨神経は坐骨神神経叢から出る最大の神経である。大坐骨孔の下半の梨状筋下孔を通り、骨盤の後方に出て、大腿後面の諸筋を支配する。大腿後面を下行し、大腿の下1/3の高さで脛骨神経(内側枝)と総腓骨神経(外側枝)に分岐する。 脛骨神経 脛骨神経は膝窩中央を下行し、腓腹筋の前面を通り、長母趾屈筋と長趾屈筋との間を下行し、腓腹筋をはじめとする足の底屈筋群を支配する。 総腓骨神経 総腓骨神経は大腿二頭筋に沿って下行し、浅、深の二枝に分かれる。浅腓骨神経は腓骨筋の運動を支配し、深腓骨神経は前脛骨筋以下の足の背屈筋群を支配する。
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