仙台編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 17:25 UTC 版)
「BLUE GIANT」の記事における「仙台編」の解説
宮城県仙台市に住む高校生・宮本大は真っ直ぐな性格の持ち主だが、将来何をしたいのか分からず学生生活を送っていた。ある日聴いたジャズの曲に興味を惹かれ、初めて訪れたライブハウスでジャズの演奏を目の当たりにしたことで、サックスプレーヤーを目指すことを決意。サックス購入のためにアルバイトを始める。購入費はなかなか貯まらなかったが、それを知った兄・雅之がローンでサックスを購入し大にプレゼントする。毎日学校帰りに河原でサックスを練習し続けた大は、リード購入の際に立ち寄ったことで知り合った楽器屋の店主からライブ出演の誘いを受け、小さなジャズバーの出演バンドにゲストとして参加するが、常連客から音が大きいだけでうるさいと罵声を浴びせられ、呆然としたままステージを降り帰路につく。その後も日課である練習を続けるなか、大が出演したジャズバーのマスターから音楽教室の講師:由井を紹介される。大の演奏に、いろいろ落第点をつけるも、次回から家に来いと誘われ大は快諾。教室に通うことで大の演奏はパワフルさを増し、繊細な部分も向上していった。サックスプレーヤーになるために高校卒業後は上京することを決意した大は、上京前に最初のステージで罵声を放ったジャズバーの常連客を招いて、今の自分の演奏を聴かせる。常連客はしかめ面をしながらも最後まで演奏を聴いて店を出た。
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