仙台の水がめ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 03:02 UTC 版)
水源別に見た仙台市の水源比率水源水系管理者比率(%)釜房ダム 名取川 国土交通省 35.5 七ヶ宿ダム 阿武隈川 国土交通省 22.5 大倉ダム 名取川 宮城県 20.8 七北田ダム 七北田川 宮城県 8.6 青下水源池 名取川 仙台市 1.7 宮床ダム 鳴瀬川 宮城県 1.3 河川自流水 名取川 9.6 上水道については仙台市・名取市・多賀城市・宮城郡七ヶ浜町に最大で日量200,000トン、工業用水道については仙台市・多賀城市・七ヶ浜町の仙台湾新産業都市地区に最大で日量100,000トンを供給する。こうしたことから釜房ダムは仙台市の水がめとして重要な役割を担っている。釜房ダムより供給された水は仙台市水道局の茂庭浄水場と富田浄水場より仙台市民に配水されている。 仙台市は名取川・広瀬川の自流水の他、釜房ダム、大倉ダム、七ヶ宿ダム(白石川)、七北田ダム(七北田川)、青下水源池(青下第一・第二・第三ダム。青下川)、宮床ダム(宮床川)の六ダムを水源としている。この中で釜房ダムは需要量の35%を占めており最大のシェアを占める。また、釜房ダムから供給する上水道供給量は仙台市向けが実に全体の89.7%を占めており(残りは名取市の6.0%、多賀城市の4.0%)、こうした背景から釜房ダムの貯水量は仙台市の水道事情に多大な影響を及ぼす。
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