交渉の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 15:31 UTC 版)
ウルグアイ・ラウンドでも難航した、農作物分野での交渉は、自由貿易を推進するケアンズグループやアメリカの輸出国グループと、助成金を多用するEUや純食料輸入国からなる日本やスイスなど国内保護重視のグループ(G10)、そして特別な保護を要求する発展途上国(G4ブロックによって代表されるG20発展途上国諸国やG33)の鼎立状態により議論が膠着した。さらに新興国(中国、インド、ブラジル等)と米国の対立は様々な分野でおきた。そのため、バリ合意による貿易円滑化協定の発効以外主だった動きはなく、日本の外務省のHPも最終更新が2016年6月8日という状態である WTOを主体とした自由貿易体制の構築を目指していた日本は、経済戦略の見直しを求められており、WTO体制を補完するEPA/FTA交渉(TPP等)への積極的取組、有志国(プルリ)交渉(情報技術協定(ITA拡大)、新サービス貿易協定(TiSA)、環境物品自由化交渉など)も推進としている。
※この「交渉の状況」の解説は、「ドーハラウンド」の解説の一部です。
「交渉の状況」を含む「ドーハラウンド」の記事については、「ドーハラウンド」の概要を参照ください。
- 交渉の状況のページへのリンク