亜種と交雑種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 10:10 UTC 版)
Verbascum thapsusの雑種 雑種の学名片親備考V. × duernsteinense Teyber V. speciosum V. × godronii Boreau V. pulverulentum V. × kerneri Fritsch V. phlomoides V. × lemaitrei Boreau V. virgatum V. × pterocaulon Franch. V. blattaria V. × thapsi L. V. lychnitis シノニム V. × spurium W.D.J.Koch,may be a nomen ambiguum V. × semialbum Chaub. V. nigrum V. × humnickii Franchet V. densiflorum none V. pyramidatum 通常は三種の亜種が認められる。 V. thapsus subsp. thapsus; 本種の基準種であり、広く分布する。 V. thapsus subsp. crassifolium (Lam.) Murb.; 地中海地域と南西オーストリアの標高2000mまで分布。 (シノニム: subsp. montanum (Scrad.) Bonnier & Layens) V. thapsus subsp. giganteum (Willk.) Nyman; スペインの固有種。 基準種以外のすべての亜種においては、短い雄蘂もまた毛深い。subsp. crassifoliumにおいては、毛の密度は低く、しばしば雄蘂の上方から無毛である。そして下方の葉はほとんど沿下せずより長い葉柄を持つ。subsp. crassifoliumは、基準種よりわずかに大きい直径15mm-30mmの花を付ける点でも異なる。基準種の花は直径12-20mmである。subsp. giganteumにおいては、毛は密生する白い綿毛であり、下方の葉は強く沿下する。subsp. giganteum と subsp. crassifoliumの両亜種は、もともとは別の種と考えられてきた。その形態的な多様性により、ビロードモウズイカは非常に多くの亜種が記載されてきた。最近の改定では、著者はV. giganteumを残し、V. crassifoliumをシノニムとするようになっている。 この植物もまた、いくつかの交雑種の原種になる。(表参照)これらのもっとも普通な種はV. × semialbum Chaub. (V. nigrumとの交雑種)である。ユーラシアにおいてはすべてが分布しており、V. × kerneri Fritsch, V. × pterocaulon Franch., V. × thapsi L. (シノニム:V. × spurium W.D.J.Koch), V. × humnickii Franchet,は北アメリカでも報告されている。
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