二代 前田 竹房斎
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(大正6年(1917年) - 平成15年(2003年)) 本名:房次。大正6年、初代竹房斎の四男として生まれる。18歳より初代竹房斎に師事するが、20歳で召集され5年の兵役に従軍することとなる。復員後は、初代が病床にあったため、初代の弟子や職人らに学びながら独学で研鑽を積んだ。 初代竹房斎は無冠の名工だったが、二代竹房斎は意欲的に工芸作家として展覧会を目指し、昭和22年大阪工芸展に初入選を果たした。昭和28年日展において「透編花籃」に初入選後、工芸美を追求した斬新な作品を制作していたが、昭和45年日本伝統工芸展の「花籃 和」以降は、伝統的な透かしとや重ね編みを基礎とし「用と美」を意識しながらも、現代的な個性をもつ作品を制作するようになった。 平成4年に勲四等瑞宝章を受賞。平成7年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。
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