二二型(L2D3)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 02:59 UTC 版)
1942年になると、昭和飛行機での生産も軌道に乗り、同社における独自改良も行なわれるようになった。 零式輸送機二二型(L2D3)は、エンジンを1300馬力の金星五一、五二、五三型に換装し、機体の補強や燃料タンクの増設、客室内装の簡略化や航空機関士席の追加などを行った型で、当初はD2型輸送機改と呼ばれた。同様の改修を行った貨物輸送型が零式貨物輸送機二二型(L2D3-L)である。二二型は操縦席の窓を偵察員席・通信員席まで延長する形で左右各3個増設し、視界を改善している点が大きな識別点である。また戦局の悪化(制空権喪失)に伴い、側面および上面に旋回機銃を装備したものを二二甲型(L2D3a)と称する。この型は操縦室上面に見張り用の展望塔があるのが識別点である。
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二二型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 16:50 UTC 版)
太平洋戦争の中期になると一一型では性能面で物足りない部分も増えてきたため、1942年(昭和17年)8月に仮称九九式艦上爆撃機一二型と呼ばれた改良型が試作された。そして、1943年(昭和18年)1月に九九式艦上爆撃機二二型(D3A2)として正式採用された。 二二型はエンジンを金星五四型(1300hp)に換装した他、プロペラスピナーの追加や風防の後部延長等の変更およびエンジンカウリングや尾翼前縁の形状変更などが施された。これらの改造により速度性能や上昇力は向上したが航続性能は低下した。二二型は1943年初めから部隊配備が開始された。
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