久野浩平とは? わかりやすく解説

久野浩平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/09 05:33 UTC 版)

久野 浩平(ひさの こうへい、1929年11月2日 - 2010年1月1日)は、日本のテレビドラマおよびラジオドラマ演出家ディレクター福岡県北九州市出身[1]

概要

九州大学卒業後、ラジオ九州(現:RKB毎日放送)に入社し、ラジオドラマのディレクターとして活躍。『魚と走る時』などを担当した。また、『中村一郎』で、劇作家として駆け出しだった寺山修司を見出した人物でもある。

その後、テレビドラマでも活躍し、特に「東芝日曜劇場」や「近鉄金曜劇場」など、TBS系列に全国放送されたRKB制作の単発ドラマを数多く演出。『死ぬほど逢いたい』、『ひとりっ子』(放送中止)、『山ほととぎす ほしいまま』、『海より深き』、『目撃者』といったテレビ創生期の名作を生み出した。これらの作品で、芸術祭賞などのテレビコンクールで多くの賞に輝いたことから「芸術祭男」の異名をとっていた。

その後RKBを退社して、1968年頃より日本教育テレビ(NET、現:テレビ朝日)に移籍。「ポーラ名作劇場」を中心に担当し、『続・氷点』、『冬の花・悠子』、『緑の夢を見ませんか?』など多くの作品を手掛けた。1974年、『幸福という名の不幸』で芸術選奨文部大臣賞受賞。

1979年頃にテレビ朝日を退社。この頃、制作プロダクションPDS設立に参加。以降、『午後の恋人』、『聖女房』、『序の舞』、『生きて行く私』、『小さな訪問者』などを手がける。

2010年1月1日午前4時43分、肺炎のため横浜市港北区の病院で死去[1]。80歳没。1月4日に告別式・葬儀が営まれた。

主な作品

RKB時代

NET・テレビ朝日時代

1979年以降

脚注

参考文献





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「久野浩平」の関連用語

久野浩平のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



久野浩平のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの久野浩平 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS