ひとりっ子_(テレビドラマ)とは? わかりやすく解説

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ひとりっ子 (テレビドラマ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/13 18:16 UTC 版)

東芝日曜劇場「ひとりっ子」
ジャンル テレビドラマ
脚本 家城巳代治、寺田信義
演出 久野浩平
出演者 望月優子
加藤嘉
山本圭
佐藤オリエ
音楽 林光
製作
プロデューサー 秦豊
制作 RKB毎日放送
放送
放送国・地域 日本
放送期間 1962年11月25日(予定=放送中止)[1]
放送時間 50分(現存版)[2]
放送枠 日曜劇場
回数 1
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ひとりっ子』(ひとりっこ)は、1962年TBS系列の『東芝日曜劇場』の一作としてRKB毎日放送が制作し、芸術祭参加作品として放送される予定でありながら、スポンサーであった東芝の意向で放送中止とされた単発のテレビドラマ[1]。放送されなかったにもかかわらず、第1回のラジオ・テレビ記者会賞で特別賞を受賞した。後に、舞台劇や映画としても、同名でリメイクされた。

テレビドラマの完成版は、RKB毎日放送によって廃棄され現存していないが、完成直前のバージョンが現存しており、DVDを用いて各地で上映会が開催されることがある[3]

1963年から1964年にかけて、関西芸術座が本作を舞台劇としてリメイクし、各地で公演をおこない、大阪府民劇場奨励賞を受賞した[4]1969年には映画版が制作された[5][6]

あらすじ

舞台は熊本市で、熊本弁での会話で物語が進行する[3]

長沼新二は、国立大学の工学部への進学を志望する高校生。農家の次男だが、兄は特攻隊員として戦死しており、ひとりっ子として育てられてきた。戦時中に陸軍報道班員であった父・大介は、新二に防衛大学校の受験を勧め、新二は力試しのつもりで受験し、1次試験に合格する。父をはじめ、合格を喜ぶ人たちもいて、新二は防大への進学を決意しかけるが、母・とみ や、戦争で両親を亡くしたガールフレンドの享子は、防大への進学に反対する。板挟みになって悩んだ新二は、防大進学を断念し、働きながら学ぶ道を選ぶ。[1]

キャスト

映画

1969年の映画版は、原作で脚本を手がけた家城巳代治が監督を務め、テレビドラマ版で主演した山本圭の弟である山本亘が主演した。

脚注

  1. ^ a b c 青島顕「メディアの戦後史:「ひとりっ子」放送中止 自衛隊巡るテーマで紛糾」『毎日新聞・東京朝刊』2017年5月4日、9面。 - 毎索にて閲覧:冒頭部分は毎日新聞のサイトで閲覧可能。
  2. ^ 放送中止ドラマ「ひとりっ子」特別鑑賞会 RKB毎日放送1962年制作未放送番組(50分) 「ひとりっ子」} (PDF)」戦争をさせない石川の会。2025年1月9日閲覧
  3. ^ a b 秋津小楠九条の会. “ひとりっ子 上映会のご案内” (PDF). 新日本歌人協会熊本支部. 2025年1月9日閲覧。
  4. ^ ひとりっ子」関西芸術座。2025年1月9日閲覧
  5. ^ ひとりっ子 - allcinema
  6. ^ ひとりっ子 - KINENOTE

外部リンク




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