主題歌の制作
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 01:39 UTC 版)
オープニングあるいはエンディングに与えられた時間枠(タイムキーパー)に合わせ、楽曲の時間尺をアレンジ(編曲・編集)する必要がある。作品側の制作者からの要請や音楽担当者(編曲家・ディレクター)の判断によっては、タイアップ用のイントロ・エンディングに編曲を改めたものが制作される。 ボーカル部分は伴奏とは独立したボーカルトラックで収録されているため、レコード用に録音が済んでいる場合はそれを編集して楽曲と合わせれば良いため、テレビ用に改めて歌唱するケースは少ない。しかし、そのようなケースも存在しており、歌い方や歌詞などに差異がある場合もある。また、楽曲が未完成の状態で、主題歌用に急ぎで1コーラス分のレコーディングが行われる場合も稀にあり、後で商品化されたシングル盤とアレンジが大きく異なる場合がある(ZARDの「運命のルーレット廻して」など)。 日本の映画作品の場合、テレビドラマやテレビアニメと比べてスタッフロールに載せる量が多いため、イントロ→1コーラス→間奏→サビ→エンディングのように長めに使われたり、シングル盤と全く同じのフルコーラスが使用される場合がある。アメリカ映画(ハリウッド映画)ではスタッフロールがより長大である場合があり、主題歌(エンディングテーマ)+複数の劇伴曲を使う作品も見受けられる。 サウンドトラックのCDに収録される場合は、「TVサイズ」「TV-Mix」「TV(映画)版」などと曲のタイトルにエディションが併記される。
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