主な発展型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 06:10 UTC 版)
「MiG-3 (航空機)」の記事における「主な発展型」の解説
MiG-3(初期型): 最初の生産モデル。高出力液冷エンジンAM-35Aエンジンを搭載する。1940年12月20日に初飛行(生産1号機)。 MiG-3(後期型): 防弾鋼板の増厚、不活性化システムの実装による防御力の強化や、空戦性能の改善を目的とした前縁スラットの実装などが行われた。1941年7月10日以降生産開始。 MiG-3 AM-38: 低高度における性能改善を目的として試験されたAM-38エンジン搭載型。1941年7月31日初飛行。 I-210(MiG-9): 空冷エンジンであるM-82を搭載した試作機。前線における評価が行われたが、性能が見込みより低く採用されなかった。この名称は戦後のジェット機であるMiG-9で再利用された。 I-211(MiG-9Ye): I-210のカウルを再設計し、エンジンをM-82Fに換装したもの。性能は大幅に改善されたが、既存の生産ラインを置き換えるほどでは無いとし、こちらも不採用に終わった。 I-230(MiG-3U): 空力洗練として冷却器周りなど各部の再設計を行った改良型。機首にはShVAK 20mm機関砲を2門を備えており、MiG-3より大きく強化されている。防空部隊に送られ試験が行われたが、AM-35エンジンの生産終了により量産に入ることは無かった。 I-231: I-230にAM-39Aエンジン (離昇1,800hp) を搭載した強化型。1943年に試験が行われているが、AM-39A自体が試作に終わった為量産されなかった。
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