中野JC【ナカノJC】(きのこ類)
![]() |
登録番号 | 第13183号 |
登録年月日 | 2005年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | えのきたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 中野JC よみ:ナカノJC |
|
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 中野市農業協同組合 | |
品種登録者の住所 | 長野県中野市三好町一丁目2番8号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 市村昌紀、滝澤孝夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「中野JB」に長野県産の野生種を交配して育成されたものであり、菌さんの断面が丸山形で大きさが小、菌柄の長さがやや長、株の接着程度が普通の施設栽培向きの品種である。気中菌糸の発達程度は普通、菌叢表面の色は無、菌糸生長最適温度は25℃である。菌さんの断面の形は丸山形、縁の巻き込みは有、大きさは小、高さは大、色(明所の生育)は浅黄茶(JHS カラーチャート1914)である。菌柄の断面の形は円形、長さはやや長、太さはやや細、色(明所の生育)は淡橙黄(同2202)、基部の色(明所の生育)は穏橙黄(同2209)である。株の接着程度は普通、あめ状物質の生成はやや多である。菌かきから子実体発生までの期間は中、子実体の生育期間及び発生最盛期までの期間はかなり短である。子実体の収量は多、有効茎数はやや多、有効茎数と子実体収量との比率は中間型である。「パキンコ味姫」と比較して、菌さんの色(明所の生育)が浅黄茶であること、菌柄が細いこと等で、「中野JB」と比較して、菌さんの色(明所の生育)が浅黄茶であること等で区別性が認められる。なお、「パキンコ味姫」及び「中野JB」との対峙培養において嫌触反応を示す。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成11年に出願者の施設(長野県中野市)において、「中野JB」に長野県産の野生種を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「中野サンマッシュ」であった。 |
- 中野JCのページへのリンク