中期ベンガル語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 15:10 UTC 版)
中世において話された中期ベンガル語(1400年-1800年)には、単語末で অ ô のエリジオンが起きる現象と、複合動詞の広範な使用と、アラビア語やペルシア語の影響が見られることに特徴がある。ベンガル語はベンガル・スルターン朝の宮廷において公式に使用された。ムスリム支配者層は、支配地域におけるサンスクリットの影響を抑え、イスラーム化を進める試みの一つとして、ベンガル語文学の発展を奨励した。ベンガル・スルターン朝において、ベンガル語は最もよく話される地方語(英語版)(vernacular language)になった。この時代にはアラビア語やペルシア語からベンガル語の語彙の中に取り入れられた借用語が見られる。また、この時代の主なテキストとしては、チャンディーダース(英語版)の『クリシュナ神賛歌(英語版)』がある。
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