中心街の歴史的建造物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 05:12 UTC 版)
「ハイルブロン」の記事における「中心街の歴史的建造物」の解説
マルクト広場沿いには、キリアン教会の他に16世紀に遡るハイルブロン市庁舎がある。市庁舎には、装飾性の高いルネサンス時計が掲げられ、中庭には戦没者記念館が設けられている。マルクト広場沿いにはさらに、特徴的な出窓を持つケートヒェンハウス、バロック風のオフィスビルであるツェーンダー邸、14世紀にまで遡るジッヒェラーシェ薬局がある。マルクト広場から遠くないドイツ騎士団聖堂脇に建つドイチュホーフは、中世にドイツ騎士団が指揮官の館として建設したもので、18世紀にほぼ現在の形となった。現在、市立文書館、市立博物館、考古学博物館がこの建物を利用している。やはり今では博物館として用いられているフライシュハウスは1600年頃建造の建物で、市の食堂として用いられたフライシュハレを有していることからこの名が付けられた(Fleisch=「肉」)。 現在、市内中心部の重要な歴史建築はいずれも、1944年12月4日のハイルブロン空襲で甚大な損傷を被り、または破壊され、終戦後に再建したものである。 市庁舎の天文時計 ケートヒェンハウス ツェーンダー邸 ドイチュホーフ全景 フライシュハウス ボルヴェルク塔とネッカー川沿いのゲッツ塔は中世の都市防衛施設の遺構である。ジュルマー通りのハーフェンマルクト塔は、かつてのハイルブロン・フランチェスコ会修道院の修道院教会の塔であり、1688年に修道院が破壊された後、塔だけが再建されたものである。見るべき塔はこの他に12世紀に都市の高台側を監視するためにヴァルトベルクに造られた見張り塔がある。シュヴァインスベルクの展望塔は、1886年に歴史的な外観で建てられた。 ゲッツ塔 ハーフェンマルクト塔 ヴァルトベルク塔 シュヴァインスベルク塔 ネッカー川西岸のバーンホーフスフォアシュタットにあるシースハウス(射撃クラブのクラブハウス)はハイルブロン馬市の開催場として建てられたロココ様式の建物で、1848年建造の旧ハイルブロン駅、旧第二郵便局とともに18世紀から19世紀の経済的繁栄を示す重要な遺構である。ゲネラール・ヴェーファー塔は、第二次世界大戦当時のトーチカである。 16世紀に建てられたセシリアの泉小屋はこの街の重要な水供給所であった。ハイルブロンの東に建つ小さな水城であるトラッペンゼーの小城は同じ頃の建物である。また、ケプファータールの入り口に立つケプファーの泉小屋は19世紀後半に現在の姿となった。 旧駅舎 旧第二郵便局 ゲネラール・ヴェーファー塔 トラッペンゼーの小城
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