中央委員会書記局(秘書局)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 06:58 UTC 版)
「朝鮮労働党」の記事における「中央委員会書記局(秘書局)」の解説
党の人事や日常の懸案問題を処理する機関である。複数名の書記やその指導を受ける各部の部長(書記の兼務も有り)が、専門部署である各部を指揮・監督する。 2021年の第8期中央委員会時点では、具体的な政策執行を行う専門部署として、宣伝扇動部、勤労団体部、組織指導部、軍政指導部、規律調査部、国際部、幹部部、法務部、軽工業部、農業部、軍需工業部、統一戦線部、財政経理部、経済部などが設置されている。中でも組織指導部は、党、軍、政府、社会団体など北朝鮮の権力層に属する人物に対する思想検閲権や人事権、粛清権を持ち、国家安全保衛部を手足のように使うことから、北朝鮮の真の権力中枢機関とされている なお、書記局の正式名称は「中央委員会秘書局」であり、総書記や書記も正しくは「総秘書」「秘書」である。日本のマスコミが「書記局」「総書記」「書記」と言い換えているのは、中国や旧ソ連の呼称と一致させるためである。書記局は第7回党大会期のみ「政務局」と改称されており、書記も「党中央委員会副委員長」と改称されていた。
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