中国・東アジアとは? わかりやすく解説

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中国・東アジア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:18 UTC 版)

宗族」の記事における「中国・東アジア」の解説

同姓不婚原則に立ち、女系含まない中国では早くから戸(こ)と呼ばれる単位小家族が一般化し、この戸の把握戸籍作成)が王朝政治経済力の源となったが、土地集積して地主として成長した豪族集積した資産散逸防ごうとしたこともあって同族間の結合強く、漢・六朝豪族勢力は、郷里における累代同居の形をとった。 累代同居中国では美風考えられ義門義理堅い一族)として表彰されることがある。よく引用される例としては、唐初の張公芸の一家で、九代前からずっと一族同居続けてきた。天子高宗がその家を訪ねどうすれば多数一族同居しておられるか問うたところ、彼は黙って「忍」という字を百あまり書いて呈上したという。 隋・唐ではこの結合弱まったが、唐末に名族呼ばれた門閥貴族没落した後、新興地主できるだけ没落を防ぐための相互扶助手段として宗族強化した族長のもとに族譜有し、宗祠を設け、族産をおくものが多く、特に華中・華南に普及した宗族という言葉理念儒教体制浸透した朝鮮半島ベトナムにも伝わって定着している。逆に日本では氏姓社会比較維持されたまま、儒教体制取り入れたために宗族制は形成されずに中国朝鮮半島とは異な儒教観・家族観形成されることとなる。

※この「中国・東アジア」の解説は、「宗族」の解説の一部です。
「中国・東アジア」を含む「宗族」の記事については、「宗族」の概要を参照ください。

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