中世の時とルネサンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 00:22 UTC 版)
ルネサンス期のイタリア各都市国家などのヨーロッパ諸国では、護身・装飾・食事用具(当時は食べ物をナイフやダガーで切り分け、手づかみやナイフ・ダガーで刺して食べる方法が主流であった)としてダガーを腰やブーツに差すなど見せる形で携帯することが流行した。 近世ヨーロッパの剣術の中には利き手にレイピア等の軽量剣を、もう片方にダガーを持ち、ダガーで相手の剣を受け止めたり払ったりしながら利き手の剣を繰り出す用法も存在する。この種の剣術はスペインとフランスで特に発展した。このような使用法を念頭に作られた防御用ダガーは特にマンゴーシュ、パリーイング・ダガーなどと呼ばれる。また相手の剣を挟み取ったり破壊することに特化したソードブレイカーも、こういった防具としてのダガーから発展したものである。 ケルトのダガー(骨董品) ジャンビーヤ。インド、ムガール王朝(17世紀) イスラムダガー(16世紀) インドダガーと鞘。イスラムデザイン(18世紀) 日本の短刀。重文 銘 国光(新藤五国光)金梨地葵紋散蒔絵合口拵 小柄付(佐野美術館所蔵) ダガーの戦闘(1467年)。ハンス・タールホファー
※この「中世の時とルネサンス」の解説は、「ダガー」の解説の一部です。
「中世の時とルネサンス」を含む「ダガー」の記事については、「ダガー」の概要を参照ください。
- 中世の時とルネサンスのページへのリンク