両岸環境整備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 04:41 UTC 版)
勝納川は急流であるため、かつては頻繁に氾濫を起こしていた。中流域・下流域では河川改修により直線化・コンクリート護岸化され、多数の落差工が設置されている。その上1962年(昭和37年)の台風9号による災害を契機として、1966年(昭和40年)まで河川の掘削・護岸整備による改修が行われ、安全が確保されている。また2000年(平成12年)度より奥沢中央橋を境として下流域を都市散策ゾーン・上流域を自然散策ゾーンに位置付け、護岸と散策路の整備が進められている。下流域の整備は2005年(平成17年)度に終了し、現在は上流部で整備が進められている。現在は勝納川水管橋手前まで河川に面した散策路(プロムナード)が整備され、両岸の道路から降りて歩くことができる。 自然環境整備については、1990年(平成2年)度に国土交通省のラブリバー制度に指定され、ボランティアによる清掃や植栽等が行われている。2009年(平成21年)・2010年(平成22年)度には有志団体により、市道勝納川左岸線沿いに山桜が植樹された。また2002年(平成14年)以来毎年春には、地元町内会によって真砂橋から高砂橋付近で鯉のぼりが掲揚されている。南樽市場に隣接していることもあり、2013年(平成25年)には大漁旗も伴った。
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