両大会の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 16:04 UTC 版)
「インターコンチネンタルカップとFIFAクラブワールドカップの結果一覧」の記事における「両大会の変遷」の解説
1950年代当時、欧州と南米はサッカー競技において圧倒的な強さを見せていた。しかし、FIFAワールドカップのようにナショナルチーム同士による世界一決定戦はあったものの、クラブチーム同士によるそれはなかった。そこで、1960年代から南米にてコパ・リベルタドーレスがスタートし、すでに1955年に始まっていたUEFAチャンピオンズカップの優勝者と対戦するインターコンチネンタルカップが開設された。 その後、サポーターの過熱化などにより当初のホーム・アンド・アウェー方式から日本での中立地開催(トヨタ ヨーロッパ/サウスアメリカ カップ、通称トヨタカップ)に代わったものの、他地域との実力差などから「事実上のクラブ世界一決定戦」と言う地位は揺るがなかった。 ところが、20世紀終盤頃からアフリカ、北米、アジアなど他地域の実力が急速に向上し、欧州、南米に迫るようになっていった。そこで、FIFAは2000年にFIFAクラブ世界選手権を新設し、真の意味でのクラブ世界一を決めることとした。第1回大会は結局失敗に終わり、2001年から2004年まで中断していたものの、2005年にインターコンチネンタルカップ(トヨタカップ)を統合し、2006年に現名称のFIFAクラブワールドカップとなり、名実共に「クラブ世界一決定戦」と呼べる大会が誕生した。 FIFAは2017年10月に開催された評議会において、インターコンチネンタルカップで優勝したチームを正式にクラブ世界一と認定した。
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